シェアハウスのルールは入居前に確認するべき!よくあるルールをご紹介!

シェアハウスでは住人たちが快適に暮らせるようにさまざまなルールが定められています。あまり厳しいルールは嫌だなと感じる方もいるのではないでしょうか。
シェアハウスのルールは管理会社によって定められているところがほとんどです。
他人同士が共同生活するためにルールは必要なのです。
そこで、今回はシェアハウスのハウスルールを取り上げました。ハウスルールを事前に確認して自分にあったシェアハウスを選びましょう。
目次
シェアハウスにはハウスルールがある?
共有スペースが多いシェアハウスは、一般賃貸とは違いさまざまなルールがあります。
複数人がするシェアハウスでは、当然それぞれの生活スタイルや価値観が異なるため、住人同士が快適に生活できるようルールが決められているのです。
住人同士のトラブルを回避するために管理会社がルールを決めている場合が多く、決まったルールがないシェアハウスは住人同士のトラブルが多い可能性があるため注意が必要です。
シェアメイト同士のトラブルは管理会社が最も避けたい事態でもあります。
そのため、シェアハウスに入居する際には事前にハウスルールを確認するようにしましょう。
シェアハウスによくあるハウスルール例
ここでは、シェアハウスによくあるルールについて場所ごとに解説します。細かなルールが定められている物件もあれば、比較的ゆるい物件もあるため、シェアハウスを探すときの目安にしてください。
玄関に関するルール
玄関に関するルールは以下のようなものがあります。
- 玄関に置くことができる靴は1人〇足まで
- 靴は必ず下駄箱にしまう
- 傘は指定の場所以外に放置しない
- 土足禁止
- 鍵は必ず施錠する
- 必要なもの以外は置かない
住人全員がエントランスに靴を出しっぱなしにすると足の踏み場がなくなります。そのため、玄関に出してもいい靴の数が決まっているシェアハウスが多いです。使わない靴は個室に置いておき、その都度持っていくようにしましょう。
また、玄関に置くことの多い傘の取り扱いに関してもルールが定められている物件が多いです。傘をたたまず放置すると他の入居者の置く場所がなくなり、不満の原因にもなります。乾かしたらしっかりたたんで傘立てにいれましょう。
何か置きたいものがある場合は、シェアメイトに一言相談するといいかもしれません。
リビングに関するルール
リビングに関するルールには次のようなものがあります。
- 24時を過ぎたらテレビの音量を下げる
- エアコンやテレビは必ず消す
- 私物を放置しない
- 仮眠は禁止
- 貴重品は個室で管理
エアコンやテレビは住人の共益費から支払われているため、つけっぱなしにすると共益費が跳ね上がります。使わないときは必ず消すようにしましょう。
シェアハウスのリビングでは仮眠を禁止しているところがほとんどです。意外に感じるかもしれませんが、シェアメイトは家族ではないので不快に感じる人がいることも覚えておきましょう。
貴重品を万が一紛失した場合、シェアメイトを疑わないために自室で管理することが重要です。長く共同生活をするのに信用できなくなったら辛いですよね。そのためにも必ず個室で管理しましょう。
キッチンに関するルール
キッチンに関するルールには次のようなものがあります。
- 食品には名前を書く
- 鍋や炊飯器に料理を放置しない
- 使ったらすぐに洗う
- 賞味期限切れの食品はすぐに処分する
- 共有の食器は私物化しない
- 当番を守る
シェアハウスでは、自分が買った食材が他の入居者に使われたというトラブルが多いです。そのため、必ず自分のものには名前を書く習慣をつけましょう。
また、フライパンや炊飯器に食材が残っていると他の入居者が料理を作れなくなるため、キッチンの使用後は後片付けまでしっかり行うようにしましょう。
ゴミ出しに関しては、当番制もしくは清掃会社(管理会社)が対応の2パターンに分かれることが多いです。当番制の場合には、忘れずにしっかり対応する必要があります。
お風呂・トイレに関するルール
お風呂・トイレに関するルールには次のようなものがあります。
- 決められた使用時間を守る
- 風呂の順番を予約する
- 使用中の札をかける
- 使用後は軽く掃除をし、排水溝の髪の毛を処理する
- アメニティは個室に持って帰る
- 換気は怠らない
- トイレットペーパーは使い終わったら補充する
お風呂については、使用時間が決められている場合があります。自身の生活スタイルによっては決められた時間内での使用が難しい可能性もあるため、入居前にしっかりと確認しておくことが重要です。
また、共同で使う水回り部分は掃除がされていないとトラブルのもとにもなります。使用後に排水溝に溜まった髪の毛を取るなどして、次に使用する人が気持ちよく使えるようにしましょう。
洗面所に関するルール
洗面所に関するルールには次のようなものがあります。
- 洗面所に私物を放置しない
- 共同のドライヤーは個室に持ち込まない
- 使い終わったら洗面台を流す
- 電気はつけっぱなしにしない
洗面所には歯ブラシや歯磨き粉などの私物を放置しないよう決められている物件が多いです。共同のドライヤーがある場合は個室に持ち込まず、次に使いたい人が使えるよう洗面所で使用することをルールとしている物件もあります。
また、音の鳴るドライヤーは使用時間が決められているケースがあるので注意が必要です。お風呂同様に、自身の生活リズムに合っているか事前に確認するようにしましょう。
洗濯機に関するルール
洗濯機に関するルールには次のようなものがあります。
- 夜中は洗濯機を使わない
- 洗濯が終わったらすぐに取り出す
- 洗剤がなくなったら当番が買い足す
夜中は洗濯機の音がうるさく感じる人も多いため、深夜の使用を禁止している物件も多いです。
また、洗濯機が一人一台用意されているわけではないため、自分の洗濯が終わったらすぐに取り出す必要があります。
洗剤は基本的に自身で用意する場合がほとんどですが、中には共同で洗剤を使用する物件もあります。そのような物件では、自分の番で洗剤がなくなったときに当番が買い足すなどのルールが定められている事が多いです。
個室に関するルール
個室に関するルールには次のようなものがあります。
- 大きな音を立てない
- 深夜は通話禁止
- 深夜のテレビや音楽はイヤホンを使用する
- 使わないときはエアコンや電気は消す
- 貴重品は自己管理する
- ゴミを溜めない
共同生活を行うシェアハウスにも、当然プライベート空間はあります。しかし、他の人も同じ物件内で生活していることを忘れてはいけません。
そのため、多くの物件では個室での騒音に関するルールが決められています。深夜にテレビや音楽を聞く際にはイヤホンをするなど、細かなルールがある場合もあります。
また、騒音トラブルの次に多いトラブルに物の管理があります。個室を留守にするときは必ず鍵をかけて、貴重品を個室の中で管理するなど事前にトラブルを防ぐことが大切です。
郵便に関するルール
郵便に関するルールには次のようなものがあります。
- 他人の郵便物が届いたら本人に手渡しする
- 本人に渡すまでは責任を持って保管する
- 他人の郵便物は開けない
シェアハウスでは郵便物のトラブルが多く発生します。例えば、郵便物がなくなったり勝手に開封されたりというようなものです。
このようなトラブルを防ぐためにも、郵便物の受け取りに関するルールが定められている場合があります。シェアメイトは他人同士なのでプライバシーを侵害しないように注意してください。
他の入居者に受け取りを頼むのが心配な場合は、コンビニエンスストアで受け取れるサービスを利用するなどの工夫をしましょう。
人に関するルール
人に関するルールには次のようなものがあります。
- 誰かを呼ぶ場合は事前にシェアメイトに確認する
- 訪問者は宿泊するのか日帰りなのか決めておく
- 宿泊や来訪は禁止
- 訪問者が入れる部屋の範囲が決められている
- シェアハウスの住人の無断外泊は禁止
シェアハウスによっては外部の人間の出入りを禁止しているところもあります。家族や友人も禁止している場合があるため、契約時までに確認しておきましょう。
入居者以外の第三者の出入りを許可している物件でも、事前連絡や申請が必要な場合もあります。人に関するルールを守らないとトラブルに発展することもあるため、事前にしっかりと確認しルールを守るようにしましょう。
その他のルール
その他のルールには次のようなものがあります。
- シェアハウス内でたばこを吸わない
- 他のシェアメイトの部屋に勝手に入らない
- PCは最新のセキュリティーソフトをインストールする
- ペットの飼育禁止
- ビジネスや宗教の勧誘は禁止
シェアハウス内での喫煙は禁止されているところが多いです。物件を清潔に保つためのルールなので、必ず守るようにしましょう。
その他にも、シェアハウス内での勧誘を禁止するルールや、PCにセキュリティソフトをインストールするなどの珍しいルールがある場合もあります。
基本的には、他の入居者に迷惑をかけないためのルールがほとんどですが、物件コンセプトや規模によっては珍しいルールが決められていることもあるため注意しておきましょう。
ハウスルールを守らないとどうなる?
ここまでハウスルールについて紹介してきましたが、ルールを守らないとどうなるのでしょうか。
もしルールを破った場合は個別注意が行われ、最悪の場合は強制退去を命じられます。
シェアハウスで快適に暮らすためにも、以下の点について確認しておきましょう。
個別注意
ルールを守らない人に対しては、まず個別注意が行われます。シェアハウスによっては住人全員で会議が開かれることもあります。
注意を聞かない入居者がいる場合には、一度管理会社に相談してみましょう。一対一で注意しすぎると逆効果になる場合もあります。管理会社によって注意喚起の方法は異なりますが、ハウス内での張り紙やメールの送信などが一般的です。
中には、本人との個人面談が行われる場合もあります。
最悪の場合は強制退去
個別注意で改善されない場合は強制退去の措置が取られます。強制退去といっても、実際には半年以内の猶予期間が設けられています。
ハウスルールを守らない入居者に関して管理会社に相談する際には、写真や動画などの証拠も一緒に提出するようにしましょう。また、他の入居者からの意見などもあれば信憑性が増します。
強制退去後はシェアハウスのブラックリストに載る場合もあり、同じ管理会社であれば
他の物件に入居できなくなる可能性もあります。万が一個別注意が行われたら、即座に改善するようにしましょう。
シェアハウスを探す際にはハウスルールも確認しておこう!
ここまでシェアハウスによくあるルールや、守らなかった場合はどうなるのかについて紹介してきました。
シェアハウスにルールが必要な理由は、トラブルを回避し入居者全員が快適に暮らすためです。もしルールが自分に合わないと不安に感じる方は、事前に管理会社にルールについて聞いてみましょう。
決まったルールがない場合は暗黙のルールが作られている場合があるため、できるだけ管理会社が作ったルールがあるシェアハウスを選びましょう。暗黙のルールがあると、あとから入った入居者がトラブルに巻き込まれることもあります。
シェアハウスのルールを理解してぴったりのシェアハウスを見つけましょう。