一人暮らしとシェアハウスの違いとは?それぞれに向いている人の特徴を徹底解説!
シェアハウスと一人暮らしの違いは何でしょうか。「シェアハウスは入居者と交流できる」「一人暮らしは自由に過ごせる」それだけではありません。
実はシェアハウスの方が家賃が安かったり、入居しやすかったりしますが自由度は低いことが多いようです。一人暮らしだと家賃は高い傾向にありますが、好きな家具を置けたり人を呼べたりと自由度が高いです。
そこで、今回はシェアハウスと一人暮らしの違いと、それぞれに向いている人の特徴を詳しく解説します。
目次
シェアハウスと一人暮らしの違い
シェアハウスと一人暮らしはかかる金額が違ったり審査項目が違ったりと、相違点は住んでいる人の数だけではありません。シェアハウスと一人暮らしの違いを次の5点にまとめました。
- 初期費用
- 賃料
- 生活費
- 審査
- 生活面
初期費用
シェアハウスは、敷金礼金や仲介手数料は必要ないことが多いです。なぜなら、シェアハウスは運営会社が直接紹介するので余分な費用がかからないからです。初期費用はほぼかからず、かかっても1〜5万円程度でしょう。また、家具家電ももともと備え付きの物件が多いので、新しく用意する必要がありません。個室も一人暮らしに比べて狭いことが多く、引っ越し費用も少なく済み、賃貸よりも気軽に入居しやすいのも特徴の一つです。
対して一人暮らしの場合は、敷金礼金や仲介手数料が必要で、40万ほどかかる場合もあります。また、新しく家具家電を購入する場合はその費用と引っ越し代もかかります。そのため、一人暮らしをするよりシェアハウスに入居した方が初期費用を抑えられるのです。
参考:大学生一人暮らしの食費はいくら?1か月の平均や自炊・外食の節約術も紹介|株式会社ClassLab.
賃料
シェアハウスの家賃は5〜6万円が相場ですが、一人暮らしだと10万円が相場で一人暮らしのほうが高くなります。家賃が異なる理由は、主に立地や設備が関係しています。
シェアハウスだと個室または相部屋に入居することになりますが、その個室は賃貸よりは狭いことがほとんどです。リビングやダイニングなどの共有スペースは充実していますが、個室が狭いため賃料が安くなるのです。シェアハウスの個室はベッドや机が置いてあり生活できるように設計されていますが、食事のときはダイニングを使ったり、お風呂は共有だったりとずっと個室にいるわけではありません。そのため個室が狭くてもあまり気にならないことが多いようです。一人暮らしだとすべて一人で使うためシェアハウスよりも賃料があがります。
生活費
シェアハウスの生活費は共益費として徴収され、生活費には日用品や光熱費などが含まれています。共益費は入居者で折半なので、一人暮らしよりも安くなることが多いです。シェアハウスの共益費はどれだけ使っても定額なので、生活費を一定にしたい方にはおすすめです。夏や冬はエアコンの使いすぎで電気代が上がることもありますが、シェアハウスだとそのような心配はいりません。
審査
一人暮らしなどの賃貸に比べてシェアハウスの入居審査の方が易しい傾向にあります。賃貸では、家賃を払えるだけの収入があるかどうかが審査項目に含まれますが、シェアハウスは現在フリーターや無職の方でも、収入を得る見込みがあれば審査に通ることがあります。
シェアハウス独自の入居審査としては、コミュニケーション能力があることが挙げられます。シェアハウスでは入居後、他の入居者とトラブルを起こさないことが最も重要です。そのため、他の入居者とコミュニケーションが取れる能力があるかという審査があるのです。特別にコミュニケーション能力が高くないといけないわけではありませんが、他の入居者とやりとりできるような最低限の対人能力は必要でしょう。
生活面
シェアハウスと一人暮らしでは生活の仕方が大きく異なります。まず、シェアハウスでは共有スペースと呼ばれるものがあり、そこでは他の入居者の迷惑にならないように気をつけなければなりません。例えば、自分のものを置きっぱなしにしたり、リビングで居眠りすることは禁止と定めているシェアハウスもあります。
一人暮らしであれば、どこで居眠りしても私物を出しっぱなしにしても何も言われませんが、シェアハウスではハウスルールが決められている物件も多く、それを窮屈に感じる方もいるでしょう。複数人が一緒に生活するためには最低限のルールは必要なので、仕方ない部分もありますが、ルールが決められているのが嫌だという方は、一人暮らしの方が向いているのかもしれません。
シェアハウスに向いている人の特徴
ここまでシェアハウスと一人暮らしの違いを解説してきましたが、シェアハウスに向いている人とは一体どんな人なんでしょうか。
シェアハウスに向いているのは、次の4点に当てはまる人です。一つずつ詳しく解説します。
- 節約したい人
- 交流したい人
- 荷物が少ない人
- 生活拠点を固定したくない人
初期費用や生活費を抑えたい人
初期費用や生活費を抑えたい人にはシェアハウスが向いています。一人暮らしだと敷金礼金や仲介手数料などの初期費用や引っ越し費用がかかりますが、シェアハウスだとほぼかかりません。また、シェアハウスはもとから家具や家電が備え付けなので新しく購入する必要もないんです。新しいところに引っ越そうと思ったとき、初期費用が想像以上にかかってしまって引っ越しを躊躇してしまう方もいるのではないでしょうか。そんな方にもシェアハウスはおすすめです。
生活費にあまりお金をかけたくない人にもシェアハウスはぴったりです。シェアハウスは共益費として毎月一定の額が徴収されることが多いので、一人暮らしよりは節約できるでしょう。
他の人と交流したい人
シェアハウスは他の人と交流したい方におすすめです。シェアハウスの規模は10人以下から100人以上とさまざまです。一人暮らしでは、なかなか新しい人と関わる機会は少ないですが、シェアハウスなら新しい入居者もいるので多くの人と交流できます。
リビングやシアタールームなどの共有スペースで仲を深めたり、物件によってはイベントが開催されるのでそこで交流したりと人と関わる機会が多いです。また、シェアハウスによっては掃除当番や買い出し当番のルールを定めているところもあるので自然と会話するようになります。
荷物が少ない人
自分の荷物が少ない方はシェアハウスに向いているでしょう。シェアハウスは自分だけのスペースが個室しかなく、一人暮らしよりも狭い部屋に入居することが多いです。そのため、荷物が多いと部屋が荷物でいっぱいになり窮屈になります。また、収納スペースも少ないことが多いので、持ってきた荷物が収納できない可能性もあります。自分の荷物が少ない人は、収納に関してストレスを感じることは少ないでしょう。
荷物が少ないと引っ越し費用もその分安くなります。「最低限のものさえあればいい」という方や、「心機一転荷物を新しくしたい」という方にはおすすめです。
参考:引越し時の不用品処分はどうしたら良い?おすすめや注意点を解説します!| GoodService
生活拠点を固定したくない人
生活拠点を固定したくない方にもシェアハウスはおすすめです。賃貸の契約年数は2年のところが多いですが、シェアハウスの契約年数は最短で1か月のところもあります。そのため、「いろんなところで生活したい」という方にはおすすめですよ。契約年数が長いと、引っ越したいときにすぐに引っ越せず違約金が発生する場合がありますが、1か月であればすぐに過ぎますよね。
また、シェアハウスの入居審査も比較的易しく審査期間も1週間ほどなので、すぐに引っ越しすることができます。
一人暮らしが向いている人の特徴
ここまでシェアハウスに向いている人の特徴を解説してきましたが、一人暮らしはシェアハウスとは反対に、落ち着いて暮らしたい人に向いています。
一人暮らしに向いている人の特徴は次の4点です。
- 自分のペースで暮らしたい人
- プライベート空間を確保したい人
- 部屋づくりをこだわりたい人
- 他の人を部屋に呼びたい人
自分のペースで暮らしたい人
自分のペースで暮らしたい方は一人暮らしの方が向いているでしょう。一人暮らしなら、食事の時間も決められていないし、急に友人が泊まることになっても何も問題はありません。しかし、シェアハウスだと、前もって他の入居者の許可を取っておかないといけない場合もあります。自分が外泊する場合も、事前に他の入居者に伝えておかなければなりません。これは、入居者の安全を確保するためですが窮屈に感じる方もいるでしょう。また、シェアハウスでは入浴の順番待ちなどもあり自分の入りたい時間に利用できないこともあります。
そのため、自分だけのペースで暮らしたい方や、好きな時間に好きなことをしたい方は一人暮らしの方が向いています。
プライベート空間を確保したい人
プライベート空間を確保したい方も一人暮らしの方が向いています。シェアハウスにはプライベートの空間が個室しかなく、物件によっては壁が薄いためにプライベートが疎かになっているという場合もあります。リビングやダイニングは私物を置きっぱなしにはできないので、個室しかプライベート空間はありません。その個室も、一人暮らしよりは狭くなることが多いのでプライベート空間を確保することは難しいでしょう。
「自分のプライベート空間が多い方が生活しやすい」という方や、「一人が好き」という方は一人暮らしの方が向いているのではないでしょうか。
部屋づくりをこだわりたい人
部屋づくりにこだわりたい方は一人暮らしの方がよいでしょう。シェアハウスにはもともと家具や家電が備え付けられており、自分の好きなように模様替えすることは少ないです。個室なら自分の好きなようにできるかもしれませんが、部屋が狭いので新しく家具を運ぶと生活スペースがなくなります。もともとベッドや机、収納棚などが備え付けなので、部屋づくりにこだわりがある方には向いていないでしょう。また、部屋づくりにこだわりがない方や時間がない方にはシェアハウスの方がいいかもしれません。
「引っ越しを機に家具を統一したい」という方や、「部屋のデザインをまとめたい」というこだわりがある方は一人暮らしの方が向いていますよ。
他の人を部屋に呼びたい人
他の人を部屋に呼びたい方も一人暮らしの方がよいですよ。シェアハウスによっては、外部の人の立ち入りを禁止している物件もあります。許可している物件でも、事前に確認を取らないといけなかったり、個室しか立ち入りできなかったりと制約が多いです。シェアハウスの入居者が快適に過ごすためにルールが決められているのですが、面倒だなと感じる方もいるのではないでしょうか。
一人暮らしだと、そのようなことを気にする必要がありません。好きな時に人を呼べるので、ルールに縛られたくないという方には一人暮らしがおすすめです。また、友人との予定が急に決まることが多い方にはシェアハウスの方が合っているといえるでしょう。
まとめ
シェアハウスにも一人暮らしにもどちらもメリットはあります。人と交流したい方や節約したい方はシェアハウス、内装にこだわりたい方や自分のペースで生活したい方は一人暮らしの方が向いているでしょう。
どちらにもメリット・デメリットはあるので、自分に合った方を選びましょう。どちらも内見して、気に入った方を選ぶというのもよいかもしれません。
どちらが自分に合っているかを見極めて、快適な暮らしができるように準備しましょう。
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