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  • 2024.04.25
  • 公開日:2024.01.25

シェアハウスの種類別にメリットをご紹介!自分にあったシェアハウスの探し方とは?

シェアハウスに入居するメリットは何だと思いますか。ドラマでしか見たことがなく想像ができないという方も多いと思います。また、漠然と「なんだか楽しそう」というイメージしか湧かない方もいますよね。

実は、メリットは新しい出会いがあるという点だけではありません。家賃を節約できたり一人暮らしでは実現が難しい充実した設備の物件に住めるなど多くのメリットがあります。

そこで、今回はシェアハウスに住むメリットを種類別に詳しく解説します。自分に合ったシェアハウスを選ぶコツも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

そもそもシェアハウスとは?

そもそもシェアハウスとは何なのでしょうか。シェアハウスとは1つの物件を複数人で共有する住宅スタイルのことです。室内には、各自が生活する個室と個室以外の共有スペースと呼ばれる空間があります。共有スペースには、リビング、お風呂などがあり、物件によっては広い庭やシアタールームを併設している物件もありますよ。

そのため、一人暮らしで賃貸に入居するよりも広い物件に住めることが多く、若者を中心に人気を集めているのです。

物件によってはコンセプトを設定しており、入居者同士の交流を深めたりスキルアップを目指す物件もあります。

参考:家づくりの基礎知識(シェアハウス)|前田敦計画工房

シェアハウスのメリット・デメリット

シェアハウスのメリットとデメリットとは何でしょうか。

シェアハウスは一般賃貸よりも入居のハードルが低いというメリットがありますが、他人と共同生活をするため人間関係や騒音などのデメリットもあります。

ここではシェアハウスで生活する上でのメリットとデメリットについて解説します。

参考:シェアハウスのメリットとデメリット|シェアハウス東京

メリット

シェアハウスに入居するメリットは次の2点があります。

  • 金銭面
  • 入居のハードルが比較的低い

金銭面のメリットとしては初期費用がかからないことや、家具家電が備え付けのため新たに購入する必要がないこと、生活費が安いことなどが挙げられます。一般賃貸とは違い、敷金礼金などの初期費用がかからない物件が多いです。電気代などの生活費は共益費として設定されており、毎月定額なことが多いため一人暮らしをするより安上がりになる場合が多いです。

また、一般賃貸に比べて入居審査が易しいといわれています。一般賃貸はある程度の収入がないと入居できず、契約期間も2年であることが多いですが、シェアハウスはフリーターや現在無職の方でも収入を得る見込みがあれば審査に通ることがあります。

デメリット

シェアハウスに入居するデメリットとしては次の2点があります。

  • プライバシーが筒抜けになりやすい
  • トラブルが発生する場合がある

室内には1人の空間が個室しかなく、共有スペースが多いのでプライバシーが筒抜けになりやすいです。また、物件内にはお互いが顔見知りの入居者がいるため、うわさ話なども広まりやすい傾向にあります。人がいると安らげないという方はストレスに感じることが多いかもしれません。

シェアハウスでは窃盗やマナーを守らないなどのトラブルが発生しやすいです。例えば、自分が買っておいた食材を他の入居者に食べられたり、深夜に洗濯機を回していて騒音で眠れなかったりするというようなものが挙げられます。

シェアハウスの種類は大きく分けて3つある

シェアハウスには大きく分けて3種類のタイプがあります。

人数やコンセプトのタイプによって、メリットや向いている人も異なります。入居人数が多いほど交流は増えると思いがちですが、実はそうではありません。

ここではまず大型シェアハウス、少人数シェアハウス、コンセプト型シェアハウスについて解説します。

大型シェアハウス

大型のシェアハウスには30人から100人程度が入居しています。入居者が一か所に集まれるように、リビングなどの共有スペースが広く作られています。また、多くの物件の設備が充実していることが多いようです。大きな庭やリビングを使えたり、娯楽設備が併設されていたりすることもありますよ。

入居人数が多いため、たくさんの人とつながりたいという方におすすめです。金銭的な負担を増やさずに、いろんな設備を使ってみたいという方にも大型のシェアハウスはぴったりでしょう。

少人数シェアハウス

少人数のシェアハウスは10人以下で生活している物件を指します。小規模なので一軒家をリメイクし、個室を1人ずつ使うというスタイルが多いです。共有スペースの順番待ちなども起こりにくく、ストレスの少ない生活を送ることができるでしょう。また、人数が少ない分静かなので、落ち着いて生活したいという方にぴったりです。

少人数のシェアハウスは、入居者と深くつながりたいという方におすすめです。大人数だと全員と交流することは難しいため、一人一人と親しくなりたいという方には少人数シェアハウスが向いています。

コンセプト型シェアハウス

コンセプト型のシェアハウスとは、特定の職種や趣味を持つ人が住む物件のことです。管理会社によってコンセプトの種類も多種多様です。例えば、フリーランス限定や、キャンプが趣味の人専用の物件などがあります。仕事の悩みを共有したい方や、人脈を広げたいという方にはぴったりですね。

趣味や仕事が同じなら親しくなれることが多いと思います。また、仕事が同じであればライフスタイルも似たようなものになるので、生活リズムの違いからのストレスは少ないと考えられます。そんな共同生活を送ってみたい方は、コンセプト型のシェアハウスを視野に入れてみてください。

【種類別】経験者が思うシェアハウスの良さとは

ここまでシェアハウスに入居するメリット、デメリットを種類別に解説してきましたが、実際に住んだからこそ分かるメリットは何があるのでしょうか。

経験者の声をもとに種類別の利点を解説します。

大型シェアハウスに住むメリット

大型のシェアハウスは入居人数が多いため、さまざまな人と交流ができることがメリットとして挙げられます。他にも、充実した設備や共有スペースが広いこともメリットの一つです。大型のシェアハウスに住むメリットを次の3点に注目して紹介します。

  • 広い共有スペース
  • 新しい出会い
  • 充実した設備

共有スペースが広い

入居者数が多いため、共有スペースが広く作られている物件が多いです。大人数が集まれるように、広いキッチンやリビングがあるところがメリットの一つです。大きなリビングで入居者と会話を楽しんだり、パーティーを開いたりすることもできますよ。

一般賃貸では広い部屋を契約するのはお金がかかりますよね。しかし、大型シェアハウスであれば、あまりお金をかけずに広い物件に入居することもできます。「一人暮らししたいけど狭い家は嫌」という方や、「大きな庭のある家に住みたい」という方にぴったりですよ。

新しい出会いがある

大型のシェアハウスには入居者が多く生活しているため、入居後は新しい出会いが待っています。なかなか全員と顔を合わせるのは難しいと思うかもしれませんが、週末にイベントが開催される物件もあります。入居者同士の交流が盛んに行われているので、イベントを通じて入居者と親しくなれますよ。

入居者の友人を呼ぶことに決まりがない物件が多いので、入居者以外の人とも関わることができます。シェアハウスを通して人の輪を広げたい方におすすめです。

物件設備が整っている

大型のシェアハウスでは設備が整っている物件が多いです。他にはないフットサルコートやカラオケなどの娯楽施設が併設されている物件もあります。なかなか一般賃貸では娯楽施設も備わっている物件は少ないですよね。大型のシェアハウスならそこまでお金をかけずに設備の整った物件に住むことができますよ。

また、娯楽施設だけでなくセキュリティ設備も整っていることが多いです。入居者も多いので、シェアハウスには誰かしらいる場合がほとんどです。そのため、「一人暮らしは防犯面が心配」という方は、安心して住むことができます。

少人数シェアハウスに住むメリット

10名未満の少人数のシェアハウスに住むメリットは何があるのでしょうか。定期的なイベントはないものの、一人一人の入居者と深い関係を構築することができます。メリットを次の3点に注目して紹介します。

  • 清潔な住居
  • 深い人間関係
  • 静かな生活環境

共有スペースを比較的綺麗に保ちやすい

少人数シェアハウスでは、入居者数が少ないぶん共有スペースを比較的綺麗に保ちやすいです。大型シェアハウスだと自分のものを片付けてもすぐに他の入居者が使うことが多いので、完全に片付くことは少ないようです。しかし、自分のものを片付けないと誰のものか分かってしまい、入居者も多くないので大型のシェアハウスより清潔な環境を維持できるでしょう。

「部屋がごちゃごちゃしているのが嫌」という方や、「掃除が好き」という方には向いているかもしれません。

また、ウリドキでは不用品を最大10社から一括査定できます。不用品の売却を検討の方におすすめです。

こちらの記事

入居者同士の距離が近い

入居人数は10名以下なので、大型のシェアハウスよりも入居者の距離が近づきやすいです。一緒に食事をしたり、リビングで話をしたりしているうちに親しくなることが多いようです。「シェアハウスで気の合う友人を作りたい」という方には向いているでしょう。

また、入居者同士の距離が近いため、話し合いの場では意見を求められることがあります。大人数だと自分の意見を言えないという方や、入居者全員で運営に関わりたいと思っている方にはぴったりではないでしょうか。

静かに生活できる

少人数のシェアハウスは人数が少ないため、他の入居者の生活音が気になることが少ないです。大型のシェアハウスだと生活音が気になり、ストレスになることもしばしば。生活リズムが違うとシャワーの音で眠れなかったり、テレビの音が気になったりすることもあります。生活音が原因でトラブルになってしまうのは避けたいですよね。入居者が少人数だとそこまで気になることも少ないと思います。

現在、一人暮らしや実家暮らしの方は「他人の生活音ってそこまで気になるの?」と考えるかもしれませんが、毎晩就寝時に動き出す入居者がいたらなかなか寝付けないと思いませんか。他人の音に敏感な方や、落ち着いて生活したいという方には少人数シェアハウスの方が向いているでしょう。

コンセプト型シェアハウスに住むメリット

趣味や仕事に共通点がある人が集まるコンセプト型シェアハウス。そんなコンセプト型シェアハウスにはどのようなメリットがあるのでしょうか。次の3点に注目して紹介します。

  • 同じ価値観の人との出会い
  • コンセプトに合わせた設備
  • スキルアップ

同じ価値観の人との出会いがある

コンセプト型シェアハウスは、入居する条件として職種や特定の趣味を掲げています。そのため、自ずと同じ価値観の人が集まってきます。そのコンセプトは、キャンプなどの趣味、生活支援、国際交流などとさまざまです。一般賃貸や一軒家で生活していれば、同じ価値観の人と出会うことは少ないと思います。現代ではSNSでもつながることができますが、顔が見えないと不安に感じることもありますよね。

しかし、コンセプト型シェアハウスではそのような不安はありません。生活をともにすることで、何でも相談しあえる関係が築けるでしょう。

コンセプトに合わせた設備が整っている

コンセプト型シェアハウスというだけあって、そのコンセプトに合わせた設備が整っている物件が多いです。例えば奏者というコンセプトが掲げられている物件では、防音室や練習用の部屋が併設されているシェアハウスもあります。また、スポーツが趣味の人が集まる物件では、スポーツできるコートやジムを設置している場合もあるんですよ。

自分の趣味のために充実した設備を使いたい方には、コンセプト型シェアハウスがぴったりではないでしょうか。自分の趣味に没頭したい方や趣味に使うお金を節約したいという方にもおすすめです。

スキルアップにつながる可能性もある

コンセプト型シェアハウスはコンセプトに合わせた設備が充実していることが多いので、スキルアップにつながる可能性もあります。また、同じ価値観の人が集まるので外部からの刺激も受けやすく、成長しやすいでしょう。入居者からアドバイスをもらえたり、共にスキルアップすることもできるかもしれません。

価値観が似た人が集まるので、お互い気が合うことも多いと思います。シェアハウスで生活をともにすることで何でも話し合えるようになり、より深い関係を築けるでしょう。シェアハウスを通してスキルアップしたい、他の人から刺激をもらいたいという方にはコンセプト型シェアハウスがぴったりではないでしょうか。

自分にあったシェアハウスを選ぶ3つのコツ

ここまでシェアハウスの種類ごとのメリットについて解説してきましたが、やはり自分に合ったシェアハウスに入居するのが一番ですよね。シェアハウスを選ぶ際には次の3点に注目して選びましょう。

  • 入居者の年代・生活スタイル
  • 複数物件の比較
  • ハウスルール

参考:不動産WEB相談室(シェアハウス)|株式会社了

入居者の年代や生活スタイルを聞いておく

シェアハウスに入居する際には、入居者の年代や生活スタイルを聞いておきましょう。同世代が多く入居している物件の方が距離をつめやすいですよ。入居者の年代が若い方がイベントが開催されることが多いようです。にぎやかな生活がしたい方は年齢層が低めの物件を、落ち着いた生活がしたい方は年齢層が高めの物件を選ぶとよいですね。

入居者の生活スタイルを知ることも大切です。自分の生活スタイルとあまりに違う入居者が多い場合、生活音などでストレスを感じることがあるかもしれません。なるべく自分と似た生活スタイルを送っている入居者が多い物件を選びましょう。

複数物件比較する

シェアハウスを選ぶ際には複数の物件を比較しましょう。家賃ももちろん大事ですが、比較する上では生活しやすいかも重要な点になってきます。例えば、部屋の動線で使いにくいところはないか、個室の壁は薄すぎないかなどです。加えて、お風呂とトイレは必ず別がいいなどの自分の譲れない点もいくつか洗い出しておきましょう。

比較する点は物件の中だけではありません。物件の周辺には買い物に行ける店があるか、駅までのアクセスはどうかなどの確認も忘れずに。シェアハウスを選ぶ際は家賃だけでなく物件の内外もチェックして他の物件と比較しましょう。

ハウスルールを確認する

シェアハウスにはハウスルールが設定されていることがほとんどです。ハウスルールは、入居者が快適に過ごしトラブルが起きないために設けられています。ハウスルールの内容は掃除当番や共有スペースの使い方など、管理会社によってさまざまです。不動産屋に問い合わせるときに一緒に確認しておきましょう。

ハウスルールが設定されていない物件はトラブルが日常的だったり、先住者の都合のいいように改変されていたりする場合があります。ハウスルールは厳しすぎず甘すぎず、適度に設定されている物件を選ぶとよいですよ。

まとめ

シェアハウスには種類があり、それぞれにメリットがたくさんあります。にぎやかな生活を送りたい方は大型シェアハウス、入居者と深い関係を築きたい方は少人数シェアハウスを選びましょう。同じ価値観の人とつながりたい方はコンセプト型シェアハウスがぴったりですよ。

シェアハウスに入居する際は家賃だけでなく、自分に合っているかを重視して選びましょう。また、物件の内外も忘れずに確認しておくことが必要です。

一般賃貸では経験できない入居者との共同生活を送りたい方は、ぜひシェアハウスへの入居を検討してみてください。

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